北米区域では、北カリフォルニアのセントメアリー大学を会場に開催され、約百十人が参加した。【金光教報-天地】

　はじめに本部の和泉正一布教部長から開催の願いが述べられ、引き続いて本部派遣講師・岩崎道與師（静岡・静岡）が「取次の働き」と題して、英語で講演した。

　講師は、自身の体験を交えながら、「お取次には大切な働きが二つある。一つは、問題に出遭った時、『生神金光大神様、天地金乃神様』と祈ることで、お取次の働きが生まれ、神様の側から物事を捉える見方ができるようになり、問題を生みだす難儀な自分の生き方が見えてくる。もう一つは、私たちが抱えた問題を解決しようとして、自分の生き方を調えようとすれば、神様の側から先にお働きくださることが分かってくる」と語った。

　参加者からは、「お取次の働きが、実例をもって分かりやすく語られ、とても勉強になった」「問題を解決するために、私たちよりも先に神様がお働きくださっていると教えられ、なんともったいことかと感動した」などの感想が聞かれた。

　翌日は、講演会に併せて信奉者大会が開催され、前日の講演内容にかかわって信心共励が行われた。

　参加者には、金光様のご神勤やお取次に直接触れたことがない人も多く、ビデオ『ひとすじの道』の鑑賞をとおして、歴代金光様と現教主金光様のお姿に触れたことは、とても印象深かったようだ。