News 立教150年記念 金光教講演会 福島会場

 このたびの講演会(主催・東北第三教会連合会)に向けて、昨年から実行委員会を組織し、講演会ファイブポイントとして、【金光教報-天地】  「一、『立教神伝』を今日に頂く」「二、教会活動と連動させる」「三、『東北第三教会連合会』一体で取り組む」「四、『あいよかけよの生活運動』の実践として取り組む」「五、明るく元気な講演会とする」を掲げ、将来の活躍を願って青年信徒も交えた三十名のメンバーで準備を重ねてきた。

 会場は福島市街中央に位置する市の公共施設「福島テルサ」で、参加者は連合会内八教会百二十人。入口には白地に黒で「金光教講演会」と書かれた立て看板が、八月末から設置され、エレベーターホールや会場フロアでは、「金光教」の腕章を付けた会場係が笑顔で出迎えた。

 午後二時、開会セレモニーでは、ご祈念奉唱と「われらは仰ぐ」を斉唱し、七尾新作東北教務センター所長が、「共に同じ道に生かされていることを喜び、今日まで展開している本教信仰内容を、あらためて確認させていただきたい」とあいさつした。

 正面にスクリーンが下がり、場内が暗転して、ビデオ『ひとすじの道』が上映され、参加者は歴代金光様の常のみ姿に見入り、尊くありがたい思いに包まれた。

 本部派遣講師の沢井澄一師(和歌山・和歌山)は、「立ち行きの道は神様がつけてくださる」との講題で、教会長であった父親と母親の看病と死、義弟の死といった出来事が連続するなかで、精神的にも行き詰まったが、平成八年、現教主金光様のお取次を頂き、「ご無礼とは、人間心での考えである。せっかく神様から頂いている分け霊(みたま)を、神心として輝かせなさい」というお言葉で開眼させられ、「親が命をかけて、私に神様のお徳をくださった。親の祈り、金光様のお取次、親教会の祈り、神様の尊いみ思いがあって、今の自分がある。何一つ無駄事はない」と悟ったことを切々と語りかけ、参加者一同に深い感銘を与えた。

 閉会セレモニーでは、金光榮雄実行委員長から、「人生は思いどおりにいかないが、み教えどおりに願えば、願いどおりのおかげが受けられる。金光四神様は、『信心も長旅も同じ。こけず、あせらず、休まずに行け。近道をして誤るな。抜け道には広い道はない。先を楽しみに』と、沢井光雄師に伝えている。そのとおりに私たちも、この道を連帯して歩み、来年の立教百五十年を心豊かに麗しく迎えさせていただきたい」とあいさつ。「真心の道を迷わず失わず」を斉唱し、「立教百五十年御礼祈願詞」を奉唱して、参加者たちは喜びの笑顔で散会した。

News Update:2008/10/30


最近の News 9

  • 金光新聞データストック
  • 金光図書館ホームページ
  • ラジオ放送 金光教の時間