News 全国に広がった交流の輪

 今年で20回目を数えた金光新聞杯ソフトボール全国大会が、9月13 14日の両日に開催され、18チームが出場。今年もたくさんの感動プレーが生み出された。【金光新聞】

 開会式は天草総合公園(岡山県浅口市)のビッグハットで行われ、その後、同公園内野球場と小坂西運動場(浅口市)の対戦コートに分かれて試合開始。各コートには、球音と歓声が響いた。

 同大会への出場に寄せる思いはそれぞれ。大分から4年連続出場のR210の松尾由紀子さん(28歳/大分県玖珠町教会)は、チームメートが見守る中、「大分から金光に来る道中も楽しく、一緒にいるだけで盛り上がれるチームです。ピッチングをしながら、『いつも笑顔で守ってくれて、ありがとう』と、皆に感謝の気持ちでいっぱいでした」と笑顔で話す。

 教会の青年会メンバーで結成した浜田ビーチボーイズの島田大輔さん(19歳/島根県浜田教会)は、「中学3年の時に、大会に連れてきてもらったことがあり、その時の印象が強く、高校卒業後にチームに入りました。出場のおかげでご本部にお参りする機会を頂けることがありがたいです」と語る。

 九州から帰省して参加したサマーオレンジャーズの山口雄一さん(21歳/山口県鹿野上教会)は、「参加チームの実力差は、小学生と大学生ほどありますが、不思議と楽しいんですよね。皆、勝敗より楽しもうという思いが強いのですが、今年で大会が最後なのは残念です。来年も開催されることを願ってます」と語っていた。

 総合優勝を懸けた一位ブロック決勝は、ピースメーカーズ(福岡県若松教会)と、芸備ドリームス(広島県芸備教会)が対戦。

 三年連続の顔合わせとなる実力チーム同士の対決で、雪辱を果たそうと挑んだピースメーカーズの攻撃を、ドリームスは好守とそつのない攻めで7 対1 と退け、三連覇を決めた。

 芸備ドリームスの福田哲史さん(34歳)は、「普段は、練習後にお酒を交わして、若いメンバーたちの意見を聞くなど、コミュニケーションを大事にしてきました。チーム全員でプレーすることを心掛け、全力を出し切った結果ですごくうれしい。この大会を通し、全国の皆さんとの間に広がった輪が大きな財産です」と大会を振り返った。

 全国の青年信奉者の交流の場となってきた同大会。顔なじみになった常連チーム同士が再会を喜び合う姿が至る所で見られた。多くのチームは、大会出場を夏の行事として位置付けて、事前の練習や準備を進め、大会に臨んできた。大会参加に向けた取り組みの中で、未信奉者が金光教と出合うきっかけが生まれ、いくつもの「おかげ」の物語も紡ぎ出されてきたに違いない。

News Update:2008/09/27


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