News 150年の意義と道のおかげ自覚

 8月中旬、「立教150年記念 金光教講演会」が、日本に先立って、北米・ハワイ両区域で開催された。【金光新聞】

 「この道のおかげの自覚をもとに、信心生活を進める」をテーマに、立教150年のお年柄に向けて講演会がスタートした。

 北米区域では8月8日、北カリフォルニアのセントメアリー大学を会場に約110人が参加。ハワイ区域では8月16日、オアフ島のワイパフ教会に60余人が参集した。

 北米会場では、金光教国際センター前所長の岩崎道與先生(静岡教会長)が英語で講演。取次の働きについて二つの要点を挙げながら、次のように語った。

 「一つは、問題に出合った時、『生神金光大神様、天地金乃神様』と祈ることで『取次』の働きが生まれ、『神様の方から物事をとらえる見方』ができるようになること。そうなると、問題を生み出す難儀な自分の生き方が見えてくる。もう一つは、問題解決のために、『神様の方から先に動き始めてくださる』ということ。問題を抱える私たちの生き方を変え、調えようと、神様の方から先に願い、お働きくださっていることが、『取次』の働きによって分かってくる」

 ハワイ会場では、北米センター所長のロデリック・竜三・橋本先生(カナダ・バンクーバー教会長)が講演し、教祖様が42歳の大患で神様と出会い、46歳で取次専念の頼みを受けられるまでの信心過程に触れながら、立教神伝が下がる経緯について語った。

 その上で自身の経験を紹介しながら、「学院入学前、半年間に2度の交通事故に遭った。奇跡的にけがもなく助かったが、その時、教会の先生から神様に守って頂いていることを教えられ、教師になるようお取次を頂いた。それが自分にとっての立教神伝だったと頂いている。信奉者一人ひとりが、神様から立教神伝を頂いていることに気付き、伝え広げていくことが大事だ」と話した。

 なお、北米では講演前に、ハワイでは講演後に、講演会ビデオ「ひとすじの道(英語字幕)」がそれぞれ上映された。

 参加者らは、教祖様から現教主金光様に連なる、歴代金光様のお取次の姿を通して、立教150年の意義と、「立教神伝」に込められた神様の願いを確かめ、世界の平和と人類の助かりに向けて思いを新たにした。

News Update:2008/10/04


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