News 立教150年記念 金光教講演会 両丹会場

 両丹会場(主催・両丹教会連合会)は、9月7日、福知山市内の中丹勤労福祉会館で開催され、約百二十人が参加した。【金光教報-天地】

 開会行事に続いて、ビデオ『ひとすじの道』が上映され、引き続いて本部派遣講師・福本正徳師(徳島・日和佐)が「信ぜよ 努めよ」と題して講演した。

 講師は、「初代日和佐教会長であった父は、仕事が軌道に乗りかけた時に肺結核にかかり、故郷の西条に戻って三年間、養生しながら神仏にすがったが、一向によくならなかった。『もう宗教など信じない』と思った時、熱心に金光教の信心を勧める人があり、西条教会に参拝した。その時、教会長から、『天地の親神様に生かされている御礼を申し上げ、どうか全快のおかげを頂き、自分に与えられた使命を成就させていただきますようにと願えば、道は開ける』と教えられ、感銘を受けた。以来、一心にお道の信心に励み、一年間で全快のおかげを頂いた。やがて、神様のご用にお使いいただきたいとの思いから金光教教師となり、昭和十二年、日和佐に布教に出た。『信ぜよ 努めよ』という講題は、父が神様から頂いたお言葉であり、どのようなことがあっても神様を信じぬき、氏子としてなすべきことに努め、あとは神様にお任せすれば、必ず道が立つということである」と述べた。

 そして、自らが経験したお取次の大切さ、神様のお働き、氏子の役割について、具体的な事例をとおして語った後、「神様におすがりし、お取次を頂いておかげを受け、ありがたいと思うまでは、たいていの人ができる。さらに一歩進んで、神様のご用にお使いくださいという『奉仕』の心まで進むことで、はじめて信心の三要素である『信頼』『感謝』『奉仕』がそろい、神様の願いにかなう生き方にならせていただける。毎日の生活のなかで『喜び上手』になり、難儀に出遭ったら、それをおかげの受けはじめと受け止め、正面から取り組んでいく『受け上手』『取り組み上手』になっていくことが、信心のけいこである。日々、そのけいこを休まず、『ありがたい』と思う心を増やし、深め、広げ、伝え、神様から頂いた『命、心、体』をもって、神様がお喜びくださるお働きをさせていただきたい。立教百五十年のお年柄をお迎えして、『神も助かり、氏子も立ち行く』とお示しくださった生き方に進ませていただきたい」と締めくくった。

 休憩後、綾部教会信徒による大正琴の演奏が行われ、歌謡曲やお道の歌を演奏した後、大正琴の伴奏で参加者全員が「神人(しんじん)の栄光」を斉唱した。

News Update:2008/10/30


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