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「運動」推進信徒集会

 金光教東京センターは2010年7月24日、金光教センタービルを会場に育成部次長の藤原正幸先生を講師に迎え、「運動」推進信徒集会を開催した。


 講師は、あいよかけよの生活運動の方向性については、「教会や家庭で取り組んでいる信心実践が、そのまま運動実践である」「運動は、自分が頂いてきたおかげを自覚し、「神が助かることになり」と神様が仰せになる信心を目指すものであり、神と人との関係を深めていくものである」「本部広前や教会に参拝して、お取次ぎを頂くことが、信奉者としてあるべき信心生活の基本であり、運動としてとりわけ大切な取り組みである」、と押さえ、この運動は私たちの日ごろの信心生活の中にあるとした。
 そして、教主金光様が全教に向けてお示し下さった「神人の道」の実現、「縦軸を大切にする」という金光様のご理解、「神様のお広前」、「神が助かる」信心というキーワードが、ここから運動を展開する上で大切な内容とり、次の新しい運動をどういう内容にしていくか大切なポイントになるとし、「あいよかけよの生活運動」とは、信奉者一人ひとりが「神様にお喜びいただける」信心生活になっていくことを目指す運動とし、神様のお広前である本部広前、それにつながる教会広前に日々参拝し、お取次を頂く。そのことを中心にした信心生活を展開していくことによって、神様と私との絆をしっかり深めていく。常に神様に心を向けて、神様を中心にした生活を進めていくことがこの運動の要であるとした。
 さらに、運動実践の事例として「願い願われる関係」、「教会参拝の意義」、「神様の願いを分かる」との三つの事例を紹介し、質疑応答が行われ、事例に関わって、「運動実践から生まれてきたものなのか、普段の生活の中での事例なのか」、「講師の教会ではどのような目標を掲げて実践されているのか」といった質問がだされた。
 続く班別懇談では、3班に分かれて話し合いが持たれ、「具体的にどういうことをしたらいいのかわからない」「これまで取り組んできた内容が間違ってなかった」「祭典の中で運動の願いを唱和している」「祈りのノート(手帳)をつけてご祈念している」「本部参拝をしようという運動をしている」「家族が自発的に参拝できるような取り組みをしたい」など、これまでの取り組み内容や今後の願いなどの意見がだされた。
 また、全体懇談では、「教規が改正が行われ、天地書附を中心にと定められたが、その実践的な運動として生まれてきたのか」「それぞれの運動の取り組みが紹介されたが、教会参拝やお取次をいただく、教会で何かイベントをやるとか、地域にビラを配るとかも、あいよかけよの生活運動の中身であるという押さえ方でいいのか」「運動の文言が抽象的過ぎ、多くの解釈を生み出している。どういう意味なのかはっきりしてもらわないと、全体の力として結集していくのは難しいのではないか」「信者さんだけが分かるという言葉でなくて、子ども達でも分かるような言葉でPRして欲しい」等の質問や意見が出された。