新型コロナウイルス感染症により亡くなられた方々の霊(みたま)のお道立てと感染された方々の回復、感染拡大の速やかな終息をご祈念申し上げます。そして、新型コロナウイルス感染症に立ち向かわれている医療従事者の皆さまに感謝申し上げます。

沖縄の遺骨収集35年

 金光教東京センターは2008年10月18日、金光教センタービルを会場に「『沖縄』から世界真の平和を」テーマに、こんこう平和セミナーを開催し、41人が参加した。
 講師の林雅信先生(沖縄県那覇教会長)は「平和」と「沖縄からの祈り」について、沖縄に布教後、戦争で亡くなられた方々の遺骨収集の取り組みを35年間続けていることや、戦没者慰霊祭や平和記念公園や平和の礎(いしじ)などが位置する摩文仁の丘周辺の不法投棄ゴミの清掃活動などの取り組みを紹介し、その上で、「教祖様は世界の人々の平和を願われていた。私たちも平和への関心を深め、みたまへの祈りを強くさせていただきた。人間が人間らしく、心静かに生活できることが平和の姿である。
 人として、一信奉者として、平和のために何ができるのか、何をしなければならないのかを、真剣に考えさせていただくことが大切」と話した。

憲法と平和について考える

20071020heiwa.jpg  金光教東京センターは2007年10月20日、金光教センタービルを会場にこんこう平和セミナーを開催した。
 参加者は、ドキュメンタリー映画「シリーズ 憲法と共に歩む第一編『戦争をしない国 日本』」を鑑賞し、それを手がかりに懇談を行い、憲法と平和について考えた。
 懇談では、「戦争放棄を規定した憲法だが、現実には法解釈の運用により軍事力の保持、海外派遣が行われている。そうした解釈改憲を防ぐためには改憲すべきだ」「戦争は人間を狂わせるものであり、戦争を否定した憲法は守るべきだ」「政治社会問題をタブー化せず、積極的に発言し、いろいろと協議することが必要」などの意見が出された。
 参加者は、「金光教信奉者は、米国や日本といった特定の立場や、政治的な枠組みのみで考えるのではなく、『天(あめ)の下の者はみな、神の氏子である』という金光大神の信心の原点から世界・人類を考え、政治社会問題を見ていくことが必要である」ことを確認していた。

平成17年度 こんこう平和セミナー

10月29日(土)
未来世代に戦争を語り継ごう
~東京多摩に残る戦跡を訪ね 平和を考える~

見学先 掩体壕跡(調布市)、旧日立航空立川変電所跡(東大和市)

体験発表 服部実さん、関口昭子さん