News 青い鳥点訳グループ総会

 青い鳥点訳グループでは、本部総合庁舎会議室で第52回総会を開催し、29人が出席した。【金光教報-天地】

 はじめに野方世輝雄委員長があいさつに立ち、来賓として金光教教務総長(代理・阪井澄雄総務部長)、岡山刑務所長(代理・谷口博則首席矯正処遇官)、金光和道金光図書館長が、それぞれ祝辞を述べた。

 阪井総務部長は、「点訳本が、読まれる人にどれほどの感動や喜びを生み出しているか計り知れない。これまでの同グループの歴史は、感動や喜びが生まれることを願い、その願いがご用への力となり、続いてきたものであると思う。一人ひとり、一つ一つが、少しでもだれかの感動を生み出すお手伝いとなるという思いで、これからも励んでいただきたい」と述べた。

 また、谷口氏は、昭和33年から始まった岡山刑務所と青い鳥点訳グループとの歴史と、現在の被収容者による点訳奉仕状況を述べ、同グループの発展と今後いっそうの協力を願った。金光図書館長は、視覚障害者の要望に応じて、料理本を点訳して貸し出した事例を挙げ、「一人を大切にする金光図書館でありたい。同グループがあってこそ、それもできる」と語った。

 続いて議事に入り、2007年度事業並びに決算・監査報告を行い、役員改選では14人の委員を選出して、野方師を委員長に再選した。続いて、2008年度事業計画並びに予算が報告された。

 「青い鳥賞」贈呈では、校閲奉仕者(視覚障害者)への感謝(7人)、パソコン校正への感謝(24人)、点訳奉仕者への奨励(8万ページ以上・1人、5千ページ以上・2人、1冊以上・2人)が行われた。

 その後、受賞者3人から発表があり、「芯になるご用を持ちたい、点訳がそのご用だと思って、楽しく頑張っている」「周囲の人に励まされて続いている」「総会に参加して、ますます自分がさせていただかなければと思った」と語った。続いて、視覚障害者の森節子氏が、受賞者が点訳した点字図書を指先で読み取りながら朗読した。

 午後からは、パソコン点訳ソフトの機能について、実際にパソコンを動かしながら研修し、点訳の打ち誤りを一括して確認・訂正する機能などを学んだ。

News Update:2008/08/25


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