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第36回 金光教東京平和集会

開催テーマ 「核兵器のない世界をめざしてーはじまりはひとりひとりの小さな一歩からー」
日時:2018年7月16日
内容:各ひろば、平和行進、戦争死者慰霊・平和祈願祭

peace2018.jpg 金光教東京センター(大木光雄所長)は7月16日、東京都千代田区の金光教館で第36回金光教東京平和集会を開催し、150人が参加しました。
 今年のテーマは、「核兵器のない世界をめざしてーはじまりはひとりひとりの小さな一歩からー」。
 集会では、まず始めに東西冷戦を機に核開発競争が激化した経緯や、核兵器の保有が全面戦争を回避させるという核抑止論存在、さらに、核開発技術が資金を生むといった「核兵器がなくならない理由」の概要を発表した。

 次に「核兵器廃絶に向けて」と題し、集会企画委員から発表があり、「世界には、核廃絶を切に願って活動している人たちが大勢いる。そうした行動を起こせるのは、国や政府だけでなく、市民である私たち一人ひとりである。唯一の戦争被爆国あることを忘れず、同じ悲劇を繰り返さないように、核兵器の非人道性を後世に語り継ぐことが重要」と呼びかけた。
 続いて、3年前にテレビ放映されたドキュメンタリー番組「母と子 初めてささげる祈りー戦後70年 広島」が上映された。
 そして最後に辻井篤生先生(金光教東京学生寮寮監)が、「教祖金光大神様の人間観は、人間は皆、神の氏子であり、人が人を助けるのが人間であるというもの。しかし、人間は自己中心的だ。だからこそ、神様は分けみたまを与えてくださっていて、神心を持って互いに助け合い、世を救ってほしいと願っておられる。一人一人の被爆体験や戦争体験を、世界人類の歴史的、普遍的体験として、未来に伝えていくため、今日の集会で感じたことを周りの人たちに伝え、核無き世界、武器無き世界を目指して取り組んでいこう」とまとめた。
 場所を千鳥ヶ淵戦没者墓苑に移動し、大木光雄所長を祭主に戦争死者慰霊・平和祈願祭が仕えられた。