公開講座 こんこうセミナー2018
金光教東京センターは10月14日、金光教センタービルを会場に公開講座こんこうセミナー2018を開催し、30人が参集。講師の奥原幹雄先生(ドリームキャンプ実行委員会代表/宮城県気仙沼教会)が「被災地支援活動から『こども食堂』の取り組みへ」と題して講演した。
奥原先生は2017年から気仙沼教会を会場に月1回、こども食堂(名称「ドリームキャンプこども食堂」)を開いている。そのきっかけは、東日本大震災発生後に、教会施設が避難所となり、また金光教首都圏災害ボランティア支援機構の活動拠点となったことから、被災者支援活動に携わる中で住環境の変化によって外で遊ぶ機会が減ったことから、子ども支援を目的に7年前から「ドリームキャンプ」が始まった。
活動を継続する中で、こどもたちが置かれた様々な家庭環境や、高齢者の孤食といった地域の課題が次第に見えてきたことから、多様な世代が共に食卓を囲めるこども食堂の開設に繋がったと、その理由を述べ、金光教が信奉者以外の人や地域に対して、どうあればいいのかを、KSR(金光教の社会的責任)として、3つの理念を提示した。
KSR(金光教の社会的責任)
1、私たちは、金光大神の信心に基づき、法令、人権、国際的行動規範、関係する全ての人々の権利およびモラルを尊重します。
2、私たちは、金光教を信仰する市民として、現代社会が抱える世の中の社会問題の改善に向けて取り組みます。
3、私たちKSR活動は、教会を中心としたさまざまな関係する全ての人々とのかかわりに重点を置くとともに、地域社会にありながら教会活動を通して持続可能な地域社会に貢献することも使命と考えます。