カンボジアの子ども達に希望と創造の喜びを!
「カンボジアの子ども達に希望と創造の喜びを持ってもらいたい」を合い言葉に、首都圏信奉者を中心に活動を続けている「クレヨンを送る会」(浅野誉喜子代表)。
今年5年目となる同会は、平成13年に開催された東京平和集会で、「地雷の数だけクレヨンを」との願いから、カンボジアの子どもたちにクレヨンを送ったことがきっかけとなって発足した。
毎月1回、金光教センタービルで行われる作業には、常時5、6名のメンバーが全教の信奉者から寄せられたクレヨンや色鉛筆などの再生作業を進め、クレヨンの表面の汚れを落として紙を巻き、袋詰めにされていく。その巻紙には、クメール語で書かれた「愛」「平和」「友情」「虹」の文字と教紋がプリントされている。
再生されたクレヨン、色鉛筆などは、年2回、現地のNGOを通して、これまでに47688本がカンボジアの子どもたちに贈られている。
カンボジアでは、1971年から20年間続いた内戦によって、現在でも数多くの地雷が埋まっているとされ、この地雷によって、多くの子どもたちが手足を失い、命を奪われ、その心には大きな傷を残している。
そんなカンボジアの子どもたちに、色とりどりのクレヨンを送り、いろんな夢をもってもらい、たくさんの子どもたちの笑顔がみたいと、継続して活動が続けられ、今年は、2月と10月に梱包したクレヨンなどを送付している。
「戦争で犠牲になるのは子どもたちです。世界平和を祈りながら、作業をしています」と浅野代表。同会では、引き続き作業を進めていくにあたり、一人でも多くの方のお手伝いと使わなくなったクレヨン、色鉛筆、鉛筆、消しゴムなどの文房具類の協力を呼びかけている。