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青い鳥点訳グループの誕生

点訳グループ結成の動き

野方氏のこうした活動がたびたび新聞紙上で紹介されるにおよび、金光町はもとより近辺の市町村から点訳希望者が次々と出てきました。そして昭和28年3月、県内各図書館職員を対象に点字講習会を開催。31、32年にかけては、講習会および懇談会を6回にわたって開催しました。

老若男女の奉仕者が増えるとともに奉仕者同士のつながりを望む声が出るようになり、自ずとグループ結成の動きが生まれてきました。

作家の竹田敏彦氏(金光教信奉者)は、日頃から点訳奉仕活動に理解と協力を惜しまれませんでしたが、氏が金光教大祭参拝のため来光を機に、次のような関係者が金光図書館に集まってグループ結成について話し合いがなされました。

野方幸雄氏、金光教札幌教会長西村茂氏(札幌刑務所はじめ各地の収容所で野方氏を講師に点字講習会を企画し開催した)、金光図書館から内田律爾館長、山県二雄司書、出川正教、安部喜重子両点字係、ほかに岡山市の校閲者湯浅秀夫氏、金光町の奉仕者等15名。

その結果、点訳奉仕者と図書館という縦の連絡だけでなく、これからは点訳奉仕者同志、また視覚障害者と点訳奉仕者の横の連携を持つことも必要であるからぜひグループ結成を実現しようということで一致しのです。さらに、点訳奉仕の希望者増加にともなう点字器、用紙などの購入に要する経費の問題にも触れ、規約を作成し、一般の援助協力を求めることになりました。

グループの名称は、当初「金光点訳奉仕団」で発足する運びとなりましたが、ここに一つの問題が生じました。点訳奉仕者の中には、仏教徒や熱心なクリスチャンの方もおられました。「金光点訳奉仕団」では金光教に入信したように思われても困るから別の名称にしてほしい、という無理からぬ申し入れがそれです。

そこで、たまたま前年(昭和31年)の9月にNHKラジオの岡山第一放送で図書館の点字講習会の実況が“青い鳥の生みの親”というテーマで放送されたことにヒントを得て、決定したのが「青い鳥点訳グループ」という名称でした。以後、グループには、金光教信奉者以外の人も多く入会し、その結果他宗派の教義書等の点訳書が点字室の書架に並ぶようになって、皆の願い通り宗派を越えた活動となっていったのです。


青い鳥点訳グループの誕生

昭和32年12月8日、機熟してグループ結成の日を迎えました。

当日は金光図書館において式に先だって9時から発起人会を開催し、規定(案)の検討、結成式の進行などについて協議しました。メンバーは、野方幸雄、湯浅秀央、光田行子(以上岡山市)、宗友睦弘(浅口市鴨方町)、藤井裕子(金光町)、金光図書館長内田律爾、同点字係出川正教の各氏。 

結成式(創立総会)は、10時30分から12時まで金光図書館3階を会場に開催されました。点訳奉仕者13名、点訳書校閲奉仕者(視障者)4名、来賓として金光教教監佐藤博敏、前図書館長金光鑑太郎(前金光教教主)、金光教本部教庁社会課長杉本光夫、同社会課員小林久教、の各氏を迎えて、式は山県二雄司書の司会で進められました。

出川点字係の経過報告、宗友氏の発起人会報告があり、つづいて皆でグループ規定(案)を逐条審議し、全員の賛成拍手のうちに11時40分、青い鳥点訳グループは誕生したのです。

グループの初代委員長に推された野方氏が挨拶し、ついで金光教教監佐藤氏が祝辞を述べたあと、金光鑑太郎氏から次のような祝辞がありました。

「おめでとうございます。世の中が大変暗いことを問題にするようになりまして、明るいことがおしつぶされるような気がいたします。その中で、こういうことができたということは感謝にたえません。私の歌ですが

  暗き世ぞ今はというか明るさをもたらす話少なからぬを

  よきことの話題にのぼる聞きをれば世に明るさの加はるごとし

こういう良いことか生まれ、世の中に育つということ、そして盲人一人(原文ママ)だけでなく、家族の人々とともに社会が明るくなることは心温まる気がいたします。心からお礼を申しあげるとともに今後のご奮闘をお願いいたします。前館長という関係で一言お礼とお喜びを申しあげます。」

次に内田図書館長の祝辞があり、その後、委員長が謝辞をのべて結成式は終了しました。

当初の役員は、委員長野方幸雄、委員に宗友睦弘、光田行子、藤井裕子、湯浅秀夫、出川正教。幹事(会務担当)に出川正教、安部喜重子、監査に山県二雄の諸氏でした。また校閲者として委嘱したのは、湯浅秀夫、上野義彦、小松原幸一、和田克巳の四氏でした。

なお、結成式の模様は同夜“読書はみんなのもの−青い鳥点訳グループの誕生から−”というタイトルでラジオ山陽から放送されました。


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