2013.09.02
KPACフィリピン・スタディツアーを復活開催(2013.09.02-06)

KPAC(金光教平和活動センター)は、9月2日から6日、10年ぶりにフィリピン・スタディツアーを復活・開催しました。

参加者は6人。初日は、関西空港を出発、マニラ到着後、ホテルでKPACIO(金光教平和活動センターインフォメーションオフィス・KPACのマニラ事務所)の職員であるジャック・ティモグティモグ・Jr.がフィリピンの歴史と現状、杉本専務理事がKPACの活動について講義した。

2013.09.03
KPACフィリピン・スタディツアー(2013.09.02-06) No.2

2日目はかつてのスモーキーマウンテンのふもとに建てられたSRDコンコウキョウセンター(保育園)の支援地域を訪問・見学した。

まずスモーキーマウンテンの代替地のゴミ捨て場で、SRDコンコウキョウセンターに通っている子供の家を訪問し、来る前と後の生活の違いなどをインタビュー、その後、SRDコンコウキョウセンターで、子供たちと折り紙やパズルをして楽しみ交流した。

2013.09.05
KPACフィリピン・スタディツアー(2013.09.02-06) No.3

3日目はフィリピンの社会問題でもある、ストリートチルドレン(路上で暮らす子供たち)について、カウンターパートであるカンルンガン・サ・エルマを通じて路上で暮らす家族や橋の下で暮らすスラムを訪ね、生活の苦労などを聞いた。その後、育児放棄や虐待などが原因で、親元で暮らすことができない子供たちの共同生活所を訪問した。

4日目はフィリピンで最も近代的なマカティ地区に行き、歴史博物館で侵略と独立の歴史を学んだ後、高級ブランドも入っているショッピングモールを見学し、貧富の格差を肌で実感した。

 

2013.10.02
フィリピン・スタディツアーに参加して 〈参加者の声〉

中島由加里さん(広島・高須)

「1日の活動を終えてホテルに帰ってから、近くのコンビニに行ったとき、そのお店の外で、私たちに声をかけてくる5歳くらいの男の子がいました。言葉が違うので何を言っていたのかその時は分からなかったのですが、後からお金を下さいと言っていると教えてもらいました。そして次の日の朝早くにコンビニの前を通った時、路上でその男の子が寝ているのを見ました。通りを通っている人達も当たり前のように彼を避けて歩いていました。その男の子の事は何も知らないけれど、このまま他人にお金を下さいと頼んで大きくなって、簡単にお金を手に入れることのできるスリなどの悪い事に手を染めてしまうのかなぁなどと想像していたら、今すぐにでも彼を施設に入れてあげてほしいと思うと同時に、支援をし続けていくことがとても大切だと感じました」

佐取唯香さん(福岡・一枝)

「保育所や施設など、どこにいっても職員のかたの“子どもたちの力になりたい”という気持ちにとても心を打たれ、とても勉強になりました。そして、私も何か子どもたちの力になりたいと思うようになりました。今回のスタディーツアーを通して、とても衝撃を受けることもありましたが、スラムで生活している人たちはとても活気にあふれ、子どもたちはみんな目がキラキラしている印象を受けました。また、大人も子どももたくさん話かけてきてくれ、鼻歌を歌ったりと、みんな明るく陽気な人が多いとも感じました。旅行などでは行くことができない、ゴミ捨て場の中や、橋の下のスラムなどを見ることができ、本当に貴重な体験をさせていただき、スタディーツアーに参加し、とても良かったと実感しています。今回フィリピンで学んだことを自分の将来に生かしていきたいと思います」

2013.11.15
フィリピン 台風30号被害への緊急支援

フィリピン レイテ島のタクロバンを中心に襲った台風30号(国際名:Haiyan フィリピン名:Yolanda)により、現地に大きな被害がもたらされました。フィリピン国家災害リスク削減管理委員会は、15日現在、死者2,360名、被災者数は約907万人と発表しています。

KPACでは、被災地に対し、現地のNGOと連携して支援を行います。

下記の通り募金を受け付けています。皆さまのご協力をお願い致します。

郵便振替 口座番号:01280-9-10799

加入者名:特定非営利活動法人 金光教平和活動センター

※募金期限 12月15日まで(受け付け終了いたしました)
※通信欄に「フィリピン・台風30号被害緊急支援」とご記入ください。

●問い合わせ先
特定非営利活動法人 金光教平和活動センター
〒719-0111 岡山県浅口市金光町大谷338番地
TEL 0865-42-3434

※なお、KPAC通常事業の経費に充てられる「一食をささげるチャリティー献金」が本年度はかなり減収となる見込みです。同献金へのご協力も重ねてお願い致します。

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