展覧会のご案内(本部総合庁舎1F 第2展示室)


三直信 展

 初代白神新一郎の取次で入信した田中庄吉は、京都で布教を開始し、500人を越える信徒が生まれました。そしてその組織を合法化するため、明治16年10月6日、知事の認可を得て「御金神社」を設立しました。当時は、神社の境内の南隣に教場があったということから、教えも伝えられていたことが分かります。
 やがて、明治21年には神道教会所属御金教会所を設立しますが、金光教としての講社結集運動には加わることなく、現在でも神社としてその活動が継続されていいます。
 一方、山口県の徳永健次は、仲間とともに神宮教神風講社の金神組として布教合法化を進め、自らは神宮教教師にまでなりました。しかし、伊勢神宮を崇敬する神宮教では基本的な矛盾があり、いったん神道三柱教会に所属した後、神道金光教会に転属しました。このため、当時の徳永につながる多くの出社は金光教の教会となったのです。

 組織化しなければ、教えは雲散霧消してしまう。
 しかし、組織を守ることにとらわれると、本教でなくなる可能性もある。

 直信たちが道を伝えたのは、そんな時代でした。直信たちは、教祖様の教えを守るため、組織化にいのちをかけて取り組んだのでした。
 このたび「三直信展 −金光教団の独立とその願い−」として開催するこの展示を通して、当時を生きた直信たちの熱い息吹を感じていただけるなら幸いです。
場所:金光教本部総合庁舎1F第2展示室

通常は、閉室しております。ご観覧を希望する場合は、金光図書館2Fカウンターにお申し出下さい。
お問い合わせは、金光図書館まで
TEL:0865-42-2054