いせものがたり
伊勢物語(室町時代中期)写本

伊勢物語(室町時代中期) 外装
平安中期に成立した、和歌を主体にした120余の短編からなる歌物語で、恋愛に関するものが多い。全体として、在原業平を主人公とした一代記風になっている。源氏物語とともに後世文学に大きな影響を与えた。

金光図書館に和古書として所蔵されている伊勢物語は多数あり、その中で貴重とされる写本は3部ある。最古のものは室町中期に書写されたもので、武田本の系統に属する。文明9(1477)年頃に書写されたもので、本文には宗祇(そうぎ:1421〜1502)の系統の註が付されている。
縦24.2cm、横16.5cmの綴葉装で、帙には「文明9丁酉伊勢物語」と書かれている。
墨付79丁のうち75丁が本文で、雨中吟4丁が付され、本文の終わりに別筆と考えられる藤原定家の根源本系統の奥書が転載されている。

その他にも、寛永20(1643)年の写本や、よみくせ入りのものなどが所蔵されている。

伊勢物語(室町時代中期) 初頁

伊勢物語(古写本)外装 


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