熊本地震第24次派遣、九州北部豪雨第10次派遣(2019/4/15~19)

熊本地震第24次派遣、九州北部豪雨第10次派遣(2019/4/15~19)

○全体をとおして

 このたびは大祭時期ということもあり、いつもより日程を一日削り、スタッフの調整を行って、大分県から周っていくことにした。
 大分県・大鶴地区では、九州北部豪雨からここまで、私たちの訪問を喜んでくださった椎茸農家の方が「椎茸を好きなだけ持って行ってください」と、初めての椎茸狩りをさせてくださった。全員が大きな袋に一杯のどんこ椎茸を狩らせていただき、今回の「光キッチン」で毎日使わせていただくことができた。大分の椎茸は有名であるが、あのような立派な椎茸は見たのも初めてで食味も最高であった。熊本の方々も喜んでくださり、本当にありがたかった。

 さて熊本では、4月16日で「熊本地震」の本震発災より三年の日を迎えた。
 「熊本地震」三年を迎えるにあたり、白神隊長も病気を押して大嫌いな飛行機で現地に駆けつけ、16日には住民の方々をお招きして、ささやかながら仮設住宅で住民と隊員の食事会を開催した。
住民のみなさんは、隊長のいつもと違う様子を見て私に尋ねるので、「実は体調不良でしばらく一線を離脱していて久しぶりの本隊合流なのです」と話すと、住民の方々は涙をぬぐってお礼を申される方もあり、そして新玉ねぎを持ってきてはスライスして「隊長さんの血がサラサラになるように」と食べさせてくださるようなこともあり、ここまで三年間でありがたい関係性ができた。
 食事会で住民の方々は、発災からここまで三年間の苦労を思い出し、語っては「本当に辛いことであった」とおっしゃったが、それでも「来てくれて、長く支援してくれて嬉しい。言い方はおかしいが、熊本地震がなかったら、救援隊のみんなにも会えなかった」と喜んでくださった。

 帰阪前日の夜、「竹内さん、、、これ」と言って手渡されたものがある。
 熊本日日新聞の切り抜きであった。それは、くまモンの四コマ漫画になっていて、以前に私が仮設住宅の方に新聞をお借りした際、その四コマ漫画を切り抜いて持って帰ったことがあり、それを見ていたHさんが、それからここまでのものを切り抜いてくださっていた。胸が熱くなった。きっとHさんは、毎日毎日、私たちのことを思いだしてくださっては「次に来た時に渡そう」と思って切り抜いてくださっていたに違いない。

 私たちも熊本のみなさんのことを毎日祈念するので忘れるわけはないが、熊本のHさんも私たちのことを毎日思いだしてくださっていることに気づいたとき、やはり長くやってきてよかったと思った。

 どこのボランティアもだんだんと手を引いていくなか、私たちは「いつまでやるの?」と言われながらも(笑)ここまで頑張ってきた。ここまでやって、はじめて関係が出来、本当の傾聴ということになるんだと確信している。

 やはり、「聴いて聴いて聴きぬいて、願って願って願い抜く」ことこそ肝要なんだと思っている。

 そして、ここまでの関係性が出来た今こそ、もし機会があれば、ご支援くださり、いつもお読みいただいている皆さんも、一度、仮設住宅での生活を見に来られてもよい時期にきていると思う。もし、そういう方がおられましたら、私までご一報いただければと思います。
 (※次回の派遣日程は7月16日から19日を予定している)

 話がそれたが、仮設住民の方々はこの夏には20世帯にまで減る見込みだそうで、それは一時の4分の1ということになり、そして来年の3月には一応全員退去ということになっている。

 一軒出ていかれるたびに、慶び事ではあるが、事情があって未だ出られない方には寂しさがある。お世話になった自治会長Hさんも、副会長Eさんも家が完成して仮設を出られた。そしてこのたび、これまで管理人としてご苦労をいただいてきたKさんが自治会長兼管理人となられた。
 私たちは、人のことを願い、常に人のお役に立つことを実践してきたこのKさんのことを尊敬している。

 救援隊の会議では、本来ならば4月の「熊本地震3年」をもって支援から撤退という考えであったが、この「益城町安永仮設団地」にお住いの方々が来年3月で全員退去と決まったため、私たちも来年3月までの支援を決定した。しかし、それにはたくさんの資金や物資、エネルギーを要することになるので、これからもおかげをいただかねばならない。

 仮設住宅では、ここからまた4度目の暑くて辛い夏を迎えていく。言いにくいが震災関連死の問題もある。
少しでも協力させていただき、この仮設住宅の方々のお役に立たせていただきたいと願っている。

以上、簡単ですが、第24次「熊本地震」ならびに、第10次「九州北部豪雨」災害派遣の報告とさせていただきます。
教区の先生方をはじめ、信奉者のみなさまには、いつも暖かい励ましのお言葉や、たくさんのご支援をいただき、まことにありがとうございます。
引き続いて熊本・大分・岡山など、全国の被災地の支援をさせていただきたいと思っておりますので、今後とも、ご支援・ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

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