金光教学院

学院長入学式式辞






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平成23年度本科入学式式辞

学院長 松岡道雄 

陽光に照らされた草木の高ェ最も美しい季節 を迎え、教主金光様ご就任二十年のお年柄に、金光教教師として、お道のご用に立たせて頂こうとの願いを立てられた男子二十六名、女子十九名、総数四十五名 の皆さんが、全員揃うて学院本科に入学されましたことは、お道にとりましても大変有難いおめでたいことであります。

 本日の式典にご多忙の中を、ご臨席賜りました教務総長様を始めご来賓の先生方に、厚くお礼を申し上げます。

 入学式に先立ちまして、先ほど本部広前に 参拝し、教主金光様にお取次を頂き「皆さんが、お世話になって今日を迎えられたことを、お喜び申しあげます。ここからも、教祖様のおぼしめしのままに、お かげを頂かれますよう、お祈り申しあげます。おめでとうございます。」とのお言葉を賜りました。

 皆さんは、今日から一年間、教主金光様の お膝元で、直々にお取次を頂き、本部広前の修行生として、日々新たに教主金光様のご信心とお徳にふれ、神様を求め、信心を深め、お道を伝え広める大切なご 用にお使い頂ける人間に、お育てを頂くという新しい人生の出発をなさいました。

 金光教学院は、本教教師を養成する機関であり,創 設百十七年の歴史と伝統を持ち、食べること、住まうこと、学ぶこと、全てが本部広前のお下がりの浄財で賄われ、無条件に純粋に信心修行がさせて頂ける勿体 ない、有難い、尊い修行の場であります。この度、東日本大震災と原発事故に出会い、自然の厳しさと放射能の怖さを知らされました。

 これまで何不自由なく生活ができたことが、当たり前でないということ、日常の便利で快適な消費生活のあり方や近代文明のあり方を見直さざるを得ないことに迫られています。

 学院も今日まで二十年間、飲酒・間食が許されて きましたが、国難とも危機とも云われる中で、世界のモデルとなる国の創造に向け、新生、再生が求められる時代状況下にあります。私達も改めて本部広前の修 行生として、生き方の根本にかかわる神様のお下がりをもって、命の元を支えて頂き、修行に耐える健康な体を作らせて頂きたいと思います。

  それには、全てを大切に有難く頂くという心を磨き培って「神と人とあいよかけよで立ち行く」道のあり方を求め、身につけさせて頂こうと思います。具体的に は、自主的に不自由を行とし、足るを知る慎みのある生活を心掛けるよう自覚を促していきたいと、職員一同、願いを新たにいたしております。

 しかし、このことは、これまで以上に保証教会長を始め全教の皆様方のお祈り添えと、ご理解、ご協力なしにはできないことでもあります。

 皆さんもこの一年間、全教のお祈りと支援 を受けつつ、ご神縁に結ばれたお互いが、寝食を共にしながら共同生活を営み、日常の起居一切を信心の稽古として修行に励み、自主的自覚的に神様を求め、み 教えを生活の現場に現して、自分が育つこと、信心が身につき成長することを仕事として頂きます。また、難しい人間関係の問題に出会っても、お互いに祈り合 い、頼み合い、拝み合う中で、お道の仲間、教友としての強い絆が生まれることを願って止みません。

 最後に心と身体の健康のおかげを頂いて、本物を発見し、お道の教師としての基礎的素養を身につけ、悔いの残らない、一生に一度の学院生活を送り、「神人の道」を現わせる人間になって頂きたいと切に祈って、私の式辞といたします。

    平成二十三年五月十五日




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