亡き両親と共にご用
金光教東京センターは2016年6月16日、金光教館イーストホールで関東教区教師集会を開催し、67人が参加した。
講師の西川良典先生(大阪府藤井寺教会長)が「人が助かる教会の復活を願って」と題して講話し、信心の師匠である愛媛県双岩教会初代教会長・高橋須磨子師の信心について触れながら、次のように語った。
おととしに私の父が亡くなり、昨年には母が亡くなった。そんな悲しみの中、部屋に掲げられていた、四代金光様の「賜びしいのち目ざむる得ては父とともにある新しき今日がはじまる」というお歌が私の目に飛び込んできた。
それは、現教主金光様が書かれたもので、父である三代金光様と共にお取次のご用に当たられた四代金光様、また、その四代金光様を父に持つ現教主金光様も、父上をそのように頂いておられたのだろう。共にご用されたお結界奉仕だけではなく、朝、目が目覚めてから後、つまり一日の始まりからずっとお父上と共にあるという姿勢である。
そのように頂いて以来、時折、自分の考えではないようなことが口から出てきたり、ご祈念の際に、これは自分の声ではないと感じることがあった。それが父なのかどうかは分からないが、私を支えてくれる誰かが、ご用を共にしてくださっていると感じるようになった。