憲法と平和について考える
金光教東京センターは2007年10月20日、金光教センタービルを会場にこんこう平和セミナーを開催した。
参加者は、ドキュメンタリー映画「シリーズ 憲法と共に歩む第一編『戦争をしない国 日本』」を鑑賞し、それを手がかりに懇談を行い、憲法と平和について考えた。
懇談では、「戦争放棄を規定した憲法だが、現実には法解釈の運用により軍事力の保持、海外派遣が行われている。そうした解釈改憲を防ぐためには改憲すべきだ」「戦争は人間を狂わせるものであり、戦争を否定した憲法は守るべきだ」「政治社会問題をタブー化せず、積極的に発言し、いろいろと協議することが必要」などの意見が出された。
参加者は、「金光教信奉者は、米国や日本といった特定の立場や、政治的な枠組みのみで考えるのではなく、『天(あめ)の下の者はみな、神の氏子である』という金光大神の信心の原点から世界・人類を考え、政治社会問題を見ていくことが必要である」ことを確認していた。