新型コロナウイルス感染症により亡くなられた方々の霊(みたま)のお道立てと感染された方々の回復、感染拡大の速やかな終息をご祈念申し上げます。そして、新型コロナウイルス感染症に立ち向かわれている医療従事者の皆さまに感謝申し上げます。

青年教師研修会

 金光教東京センターは2005年4月6日、金光教センタービルで大林誠師(兵庫県出石教会)を講師に招き、青年教師研修会を開催し14名の青年教師が参加した。
 大林師は認知症老人の介護を中心に「いのちへの眼差し」と題して次の様に話した。


 「私の伯母(77歳)はアルツハイマー型の認知症老人で、一緒に教会で生活をし4年になるが、毎日楽しい日々を過ごしている。皆さんは、認知症老人のお世話をしたことがあるでしょうか?例えばある日、伯母がフキンでテーブルを拭いてくれているが、よく見てみるとそれはフキンではなくて、汚物の付いたトイレットペーパーだったりします。しかしそこで、『何やっているの、そんな汚いこと止めて!』と言うのは初心者なんですね、伯母は良いことをしていると思って喜んでやっているので、怒ってはいけないんです。私も失敗を繰り返して身をもってわからせて頂いた事であります。この頃は、『伯母ちゃん、きれいにしてくれてありがとう』と言います。
 信者さんは伯母の病気そのものより、私達家族のあり方の方に興味を持っているようである。普段から『人はみな神の氏子』『年寄りを大切にせよ』『人を助けるのが人間』と、教祖様の御教えを引用して話しているが、それが口先だけか本心からか、試されているかもしれない。
 私の二人の子供は、初めは強い反感を持って伯母と接していました。明らかに自分の方が正しいのに、間違っている人が威張っている。学校教育では、○か×しか教えないが、伯母と接すると正しいことが正しくなくなる。しかし色々な出来事を通じ、随分と子供たちを成長させ、自分達は生まれる前から祈られていて、自分の考えで生まれて来たのではない、そして自分たちも年を取っていくのだと、伯母に教えてもらったように思っています」

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