新型コロナウイルス感染症により亡くなられた方々の霊(みたま)のお道立てと感染された方々の回復、感染拡大の速やかな終息をご祈念申し上げます。そして、新型コロナウイルス感染症に立ち向かわれている医療従事者の皆さまに感謝申し上げます。

日常生活の中での信心の稽古

2022.02
金光教東京センター主事
土 居 智

 境内の木にヒヨドリが巣を作りました。背伸びをすれば手が届くくらいで、丸見えというか「なぜここに?」というような位置でした。いつしか雛が生まれ、親鳥がせっせと餌を持ってくる様子は微笑ましいものでした。

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生まれてきてよかった

2022.01
金光教東京センター所長
大 木 光 雄

 あけましておめでとうございます。今年も金光教東京センターから皆様方へメッセージを発信いたします。日々の生活の中で、少しでもお役に立てればと願っています。
 私は宗教教誨師として、毎月ある少年施設へ出向しています。現在は新型コロナウイルスの影響で出向く回数が少なくなっていますが、収容少年たちは個人面接を楽しみにしているように見えます。守秘義務があるので詳細を話すことはできませんが、少年の多くが様々な家庭環境の問題を抱えています。幼い時から暴力を受けていたり、存在を否定されてきたりして、自分の安心できる居場所が見つからずに犯罪に手を染めてしまうケースが多いのです。自己肯定観が低い彼らは面接時間中に自分の思いを途切れることなく話し続けます。私は話を聴かせていただくという姿勢を大切にしながら向き合っています。彼らとの出会いは神様がお働き下さってのご縁だと考えていますので、面接の終了時間が近づくと私は彼らにいつも決まった言葉を伝えます。それは、「○○君、あなたが大切なものを見つけられように祈っているよ。生まれてきてよかったと思える生き方ができるといいね」というフレーズです。彼らはニコッと微笑んで「ありがとうございます」と返答します。私は心の底から彼らが「生まれてきてよかった」と言えるようになることを望んでいます。

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与えられてある

2021.12
金光教東京センター次長
荻 野 理 喜 之 助

 いま脱炭素社会に向けて様々な取り組みが広がっております。再生可能エネルギーや電気自動車をはじめ、テレビニュースやコマーシャルなどを視ていると、次々と新しい技術が紹介されていて、何か近い将来、あっという間に困難を乗り越えられそうな気にさせられたりもします。
 確かに新しい技術によって、前進することはたくさんあるでしょう。しかしどうしてもそれだけで済むのだろうかという気もします。どこまでいってもその新しい技術を使うのは人です。その人がどのようにその技術を使うのかということがあるからです。
 ある技術が改善されて二酸化炭素の排出量が減るとしても、その技術が普及してコストが下がり、その利便性からよりたくさん利用されるようになれば、結局、現実的にはほとんどその効果が消えてしまうということもあり得るでしょう。それを使う私たちがどんな価値観をもっているのかを考えなければいけないことなのではないでしょうか。

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